バリウム体験記(前半)

sasacamax2007-07-28

■前半(バリウム服用編)

人生初の胃がん検診を受ける。
9:30に受付を済ませ、胃がん検診車に乗車。まず検査着に着替え。その後スタッフから顆粒の発泡剤を手渡され、飲むように指示される。そこはワタクシ。大の薬嫌いで、粉薬を直接口に含むことができません。
「これを!?飲む?え?水でですか?」思わずパニくって指示を二度聞き。
スタッフは呆れたように、「発泡剤を口の奥に入れて、水で流し込んでください。口の中で溶かさないでください。」と、水の入った小さな容器を指差す。これは薬じゃなくてただの発泡剤だ!ラムネだ!と自分に言い聞かせ、意を決して口に含み、水を一気飲み。飲んでみると。味は酸味があり、全く薬くさくなく普通に飲めました。しかし服用後に襲ってくるものすごい胃膨満感!胃が過剰に膨らんでるのがよくわかる。つーかイタイイタイ。めっちゃイタイ。膨らみすぎ。胃痛を我慢していると、次に段々とげっぷしたくなってくるのでこれも必死に我慢。
「では、これを止まらずに飲んでください。」襲ってくる胃痛とげっぷと格闘しているオイラに向かって、スタッフが非情な一言とともにバリウムを差し出す。
でかい。300mlくらいあるんじゃないか?と思わせる容器のでかさ。
いちご味とかチョコ味とか選べるのをちょっと期待してたけど、そういうのは一切ない模様。清水の舞台から飛び降りる思いで、呼吸を落ち着かせて静かに飲み始める。
初めて飲むバリウムの味は、変な臭みはなく、ほんのりとした甘さがあり思ったより飲みやすい。しかし問題はそこではない。げっぷを我慢しながら一気飲みというのは、結構きついのだ。2/3ほど飲んだ時点で、堪えきれないげっぷが出てしまい、嘔吐しそうになり一気飲み中断。スタッフが渡してくれたティッシュで口を押さえ、涙目のまましばし固まる。検査センターのおじさんすいません。手がかかる子ですいません。申し訳なさでいっぱいになる。呼吸を整え、なんとか残りを飲みきる。
次は撮影室へ。検診台に乗ると、バーに掴まるよう指示される。両手を上げてバーに掴まると、「検査のときは手下げて掴まるの!普通は!」と技師の人に怒られる。そんなに怒らなくてもいいじゃんハゲ。
あとはひたすら身を委ね、されるがままに。ここまでくるとげっぷしたい気持ちもなく、ひたすら技師さんの指示に従って回転。「右を向いてうつ伏せに」「左を下にして斜めに」とか細かい指示が出されるが、どちらが右やらなにやらわけがわからなくなりつつ、なんとか終了。検査着を脱いで終了。
*後半(バリウム排出編)に続く