リボンの騎士 ザ・ミュージカル 8/26 昼公演

コマ劇場

生まれて初めてのミュージカル観劇!行ってまいりました。初心者の感想ですが、感じたことを書かせていただきました。以下、ささかまぼこのレポートです。うまくまとめられなくて、グダグダと長いことはあらかじめご了承ください(汗)
■開演前
新幹線と電車を乗り継ぎJR新宿駅に到着。椎名林檎も「JR新宿駅の東口を出たら 其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町」と歌っている通り東口を探しますが。見つけられない田舎者1人。構内図を見てなんとか駅を出て辿り着いたアルタ前は、人が多い!ゴチャゴチャした人込みをすり抜け、途中マックで腹ごしらえをして新宿コマ劇場に向かいます。
11:40頃にコマ劇場到着。劇場の脇にはグッズ購入?の行列ができていました。すごい熱気だなーと感心しつつ、劇場内へ入場。自分の座席につき、会場ウォッチングを始めます。舞台は重厚な真っ赤なカーテンで覆われており、その深みのある色合いに嫌でも胸が高まります。そこで自分が驚いたのは、カーテンの奥から金管楽器ティンパニ等の楽器の音出し(ウォーミング・アップ)が聞こえてくること。まさか生演奏なのか!?と、勝手にボルテージ急上昇。贅沢感にウットリです。
座席はすでに半分くらい埋まっていて、やはり10代〜30代くらいの男性が圧倒的に多い。チラホラと若い女性や小学生くらいのお子さん、白髪混じりのご年配の方などもおられ、幅広い年齢層のお客さんが来ているのだなーという印象を受けました。中にはやはり、開演まで背中にメンバーの名前の刺繍の入ったハッピ(特攻服?)を羽織って立ち上がってる方もいて、「あぁこれがいわゆるひとつのヲタってやつだな」と横目に眺めておりました。
■開演後
開演の合図のブザーが鳴り、幕が上がります。まず目に飛び込んでくるのが大階段。大きくて電飾が豪華で、いかにも宝塚!という華やかな雰囲気です。高さも勾配がかなりあるので、公演中出演者のみんなが颯爽と降りる姿を見て「よく転ばないなぁ」と変なとこで感心しました。自分の座席は21列という高さで、舞台全体のようすが把握しやすい席でした。決して前のほうの席ではりませんが、通常のコンサとはやはり違い、出演者と客席の距離が近いと感じました。
第1幕の最初は天上界のシーン。生まれる前状態の娘。さんたち(高橋さん除く)が揃って「Mystery of Life」を歌い踊っています。娘。さんたちが出てきて心の中で叫んだこと、それは・・・
しくった!コンタクトの度合わせてくるべきだったぁ!
ささかまは強度近視でして、高校の頃から幾度となくレンズを作り変えてきています。特にこの春仕事に就いてからPC作業時間が増え、視力悪化の一途を辿っています。6月の健康診断では、矯正視力(コンタクトを入れた状態の視力)右眼0.4、左眼0.5、両眼0.8という数値を叩き出し、『要注意』の判定を受けました。それでも、車の運転はギリギリセーフだし支障ないし〜とレンズを変えずにいました。甘かった。今回、その自分の甘さが仇となりました。白ワンピースの同じ衣装を着ている娘。さんたちの顔が判別できんとです!よっすぃ〜、石川さん、美貴様、麻琴、れいにゃは髪型と体型でわかるんです。問題はガキさんと亀、道重さんと小春の判別でした。歌が終わってセリフをしゃべってくれるとやっと分かるんですが、歌の時は本気で歯がゆく、前傾姿勢で眼を細めながら舞台を凝視しておりました。
■出演者についての感想
サファイア高橋愛
01ai普段の会話中の声とは待ったく異なるハリのある声が印象的でした。サファイア王女の時は可愛らしく、サファイア王子の時は凛と、へケートに女の魂を抜かれ男になった時はさらに低音でと、声や演技の使い分けが凄かったです。もっと近くで表情や細かい演技を見れたら、もっと引き込まれるんだろうなと思いました。そのへんを見る機会は、DVDに期待。

□大臣:吉澤ひとみ
02yoshi遠目からでもわかる美貌と透明感。クールで男前で手足が長くて動きが軽やかでした。あんまり軽やかで、大臣という立場の持つ重さや威厳みたいなものはそんなに感じなかったですが、息子への愛情と熱意はヒシヒシ伝わってきました。

□家臣ナイロン:小川麻琴
04makoよっすぃ〜を慕うちょっとドジで憎めないキャラクター。普段のマコの性格が生きた感じで、見ててニコニコしてしまいますね。全く明日で卒業するとか感じませんでした。信じられないですね。最後に楽しそうな演技を見れてよかったです。

□大臣の息子:久住小春
12koha無邪気な笑顔と動き、キンキンした声が可愛かったです。マコと同じく普段のコハに通ずるものがある役で、「小春の妹力は凄い」という言葉の意味を知ったような気がしました。毒気のないキャラクターがピッタリですね。

□魔女へケート:藤本美貴
03miki美貴様を見るために来たんです!出番が遅いので、途中美貴様のことをすっかり忘れてストーリーに見入っていましたが、大階段の中央がせり上がって登場したシーンではキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!と大興奮。声のエネルギーと存在感が圧倒的でビンビン来ました。観に行ってよかった。美貴様は会場からの注目度も抜群で、隣の席のお兄さん(おそらくヲタ?)はそれまで拍手も手拍子も一切せず微動だにしなかったのですが、美貴様が登場するとオペラグラスでロックオン!となってました。

□フランツ王子:石川梨華
05rika亜麻色の髪の乙女への恋心、サファイアへの怒り、シルバーランドへ攻め入ることへの苦悩・葛藤など、揺れる心を若々しく演じているなぁと感じました。肝心の歌声には驚愕!めちゃくちゃしっかり歌っています。音程にやや不安はあるものの、しっかりと客席まで通る声でびっくりしました。ボイストレーニングの賜物でしょう。最後ミニライブの「紫陽花アイ愛物語」では、いつもの石川さんの歌声だったのが残念でしたが(笑)

□騎士ヌーヴォー・淑女:新垣里沙 騎士トルテュ・淑女:亀井絵里
06gaki07kame淑女役と騎士役の2役。フランツの仲間である騎士として出てきた際、1人1人歌うシーンがあるのですがガキさんえりりんもこんなに声が出るのか!というほど力強く歌いかけていました。格好良かったです。

□リュー・淑女:道重さゆみ リジィエ・淑女:田中れいな
08sayu09reina淑女役と王妃スカウトマン役の2役。スカウトマンとして出てくる2人がコミカルでめっちゃ可愛いです。ハモった歌声がすごく好きでした。れいなの淑女役のドレスの色が、個人的にとても気に喰わなかったりします。

□天使・牢番・淑女・近衛兵:三好絵梨香岡田唯
10miyo11yui役が多く衣装替えや演じ分けが大変だろうなーと思いました。2人の声は特徴的で、他のメンバーとの聞き分けが楽ですね。

□王・神/箙かおる 王妃:マルシア
13ebi14maruこの2人は本当に格が違うと感じました。歌声の迫力、演技の力強さが全く違います。ゾクゾクと鳥肌がたちました。箙さんを観て、いつか宝塚の舞台を是非観てみたいなぁという新しい欲求が芽生えました。

全体を通して、ストーリーの展開の速さなどに?となる部分も多少ありましたが、出演者・製作者や舞台を支えるスタッフの“いいものを創ろうとする熱意”を本当に感じました。いい作品を観る事ができて幸せでした。
■終演後
コマ劇場前にて、数名の方々とご挨拶。ながたさんから同人誌を、meさんから同人誌とやぐの生写真をいただきました。ありがとうございました。家に帰ってじっくり堪能させていただいております。簡単な挨拶だけでほとんどお話が出来ずに終わってしまった方々、申し訳ありませんでした。いつかまた現場でお会いできる機会があればよろしくお願い致します。