京都旅行記2日目(前半)

9月17日(月):八坂神社・高台寺清水寺三十三間堂伏見稲荷
この日は8時半に起床。昨日は大した距離を歩いたわけでもないのに、股関節に痛みが走るというなんとも情けない状況に陥り、「寝れば治るだろう」という淡い期待を抱いていたのですが、見事に裏切られました。一晩たったのに、やっぱりなんか痛いし違和感。まぁなるべく気にしないようにしようと気持ちを切り替えました。
錦市場四条通
ホテルを出発し、待ち合わせ場所である南座に向かいます。その途中、「京の台所」として有名な錦市場(→公式HP)を歩きました。生鮮食材や、乾物・漬物・おばんざい…とにかく店が多い!何でもありすぎ!ただただ圧倒され、見るだけで精一杯でした。何も買わなかったことを後悔。錦市場を抜けたあとは、四条通りを通って南座を目指します。
四条大橋。奥にあるのが南座
友達と合流して、まず最初に目指したのが祇園にある甘味処「茶寮 都路里(つじり)」。宇治抹茶を使ったスイーツが楽しめる有名店です。事前情報で、人気店ゆえいつも混んでいるとのことだったので、開店5分前ぐらいに到着したのですが、既に長蛇の列ができていました。お、恐ろしい!さすがに並んで待つ根性がなかったので、諦めて八坂神社へ歩き出しました。
■八坂神社
四条通りをまっすぐ進むと突き当たりに見えてくる八坂神社。丹塗の豪華な楼門が迎えてくれるはずなのに、生憎工事中で白く覆われていました。残念。
本殿
舞殿。結婚式の真っ最中でした。
境内に入れば、本殿などはやっぱり荘厳で綺麗です。ちょうど舞殿で結婚式が行われており、観光客がたくさん集まって見守っていました。お幸せに!その綺麗な様子に、八坂神社で神前式とか雅で素敵だなーと思うと同時に、いくらかかるんだろうと金勘定をしてしまった自分がちと悲しい。
八坂神社を後にして、清水寺方面へ。下河原通で「やよい」にておじゃこ(ちりめん山椒)を自宅用に購入。これがめちゃめちゃおいしかったです。しっとりしたじゃこと山椒のいい香りがたまらんです。毎日朝ごはんと、昼の弁当のお供にさせてもらいました。また食べたい。
高台寺
八坂神社を思いのほか早く見終えていて時間があったので、予定を変更して高台寺にもぶらりと立ち寄りました。
風情のある台所坂
高台寺は少し高いところにあり、最初に台所坂(ねねの道から高台寺の境内へと続く階段)を上らなければなりません。よく手入れされ、風情のある素敵な空間ですが、何しろこの日の京都は最高気温34度の真夏日。階段を上っていると、額や首筋からは汗が滴り落ち、すぐに呼吸が乱れます。坂を上がりきったところで既に軽くグロッキーと化し、境内までは入る元気なし。駐車場から京都市内の眺めを見下ろし、霊前観音を撮影して終了。
霊前観音
■石塀小路
高台寺を後にし、清水寺に向けて再び歩き出します。その道中に『石塀小路』と言われる石畳の古い小路を通り抜けます。旅館や料亭がひっそり立ち並ぶ石畳はまるで細い迷路のようで、来るものを一種拒むような圧倒的な統一感(敷居が高い、という表現では足りない)で、独自の世界が確立されてています。風情を感じるというよりも、異世界に迷い込んでしまったような畏怖や恐怖感を感じました。なんとなく、京極夏彦の小説:京極堂シリーズに出てくる“眩暈坂”のイメージを思い出しました。
石塀小路を抜け、二年坂、三年坂を上ります。周辺に京町家があるこの石段の道は、ゆっくりと堪能すれば素敵な京都の文化を味わえるのでしょうが、空腹と暑さと人の多さで、周りを見て楽しむ余裕は皆無でした。それぞれの坂は、名前の通りに転ぶと二年で死ぬ・三年で死ぬという謂れがあるそうなので、転ばないようにただひたすら上り詰めました。
清水寺
なんとか歩ききってたどり着いた清水寺

さすがに京都で最も有名な観光地だけあって、人の多いこと!うじゃうじゃです。既に暑さと混雑にやられてちょっと投げやりになっていたため、軽く本堂にお参りして舞台からの眺めを楽しみ、地主神社をひやかし、奥ノ院からお決まりの本堂・舞台のショットを撮影して帰りました。罰当たりでスイマセン。

錦雲渓の紅葉は、葉っぱが小ぶりですがとても綺麗な形をしていて、紅葉したらさぞかし美しいだろうと想像できました。高台寺もそうだったけど、木や花の手入れが行き届いているところが自分の中で京都への好感度UPでした。

→2日目(後半)に続く